アメリカのマグナムリサーチ社が設計、製造している世界有数の大口径自動拳銃。 なお開発においてはIMI(現IWI)も関わっており、2009年までは同社による製造も行われていた。 数多くの映画やゲームに登場しそのわかりやすい外観と強烈なキャラクター性から、かなりの人気を誇る銃となっている。
大柄な外観と、独特の突き出した台形を彷彿させるデザインが特徴的である。実はこの台形状の部分はスライドではなく、この銃のバレルそのものであり、そのユニークさとスケールの大きさはこの銃の規格外ぶりを象徴していると言えるだろう。 このバレルには発射ガスの一部を引き出すためのバイパスとシリンダーが備えられており、これによって誘導された発射ガスがガスピストンを駆動させ、バレルの後方に分割配置されたスライドを稼働させる。またこのスライドは自動小銃でいうオペレーションロッドとボルトキャリアの機能を有する部分である。このように通常の自動拳銃とは異なる仕組みを持っているが、自動小銃の剥き出しの中身が拳銃のフレームの上に乗っかっていると言えばわかりやすいかもしれない。
本来は大型獣相手のハンドガンハンティングを目的とした銃であり「女子供が打てば肩が外れる」などとも言われているが正しい射撃姿勢を取れば誰でも撃つ事が可能である。 射撃直後の空薬莢で火傷する、反動を制御できずおでこに銃がぶつかる、コッキング時にエジェクトポートに指を挟むなど射撃時における怪我はデザートイーグルに限った話ではない。 反動も本体の重量で反動が抑制されるため格別に強い訳ではない。
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