解除条件
バランスのとれた扱いやすいセミオートハンドガン。 類似した性能のP226と比べるとこちらの方が弾速が速く射程も長いが、リロードに関しては通常、撃ち切りどちらもP226より多少遅い。 しかし、それ以外に両者の性能に大きな開きは無い。自分の好みや相性が合った方を使って良いだろう。
正式名称はピエトロ・ベレッタ92。1970年代より同社のM1951をベースに開発が始まり、1975年に完成。 ベレッタ社の拳銃に多く見られるスライド上部が大きく切り裂かれたデザインにより、スライドが軽量で射撃の反動が抑えられ、かつ排莢不良が少ないのが特徴。 セフティはデコッキングレバーを兼ねており、セフティを掛けることでハンマーをハーフコック位置に安全に落とすことが出来る。 また、セフティが左右どちらからでも操作でき、マガジンキャッチも差し替えにより左右対応出来るため、左利きでも比較的扱いやすいという当時としては珍しい特長を持つ。
その後1978年の米軍のM1911の後継トライアルに参加。 多くのライバル(ステアー GB、H&K P7、ワルサー P5、P226、S&W M459、スターム・ルガー P85等。特にP226とは最後まで競り合った)と長期間のテストを経て、1985年に米軍に「M9」として正式採用された。 M9はベレッタUSA社が製造しており、アメリカ全軍の現行モデルは92FSだが、海兵隊では2006年からM9をベースに改良を施したモデル「M9A1」も採用している。 これはアンダーマウントレールを標準装備しグリップデザインの変更等、より実戦での扱い易さを向上させたモデルとなっている。 アメリカ軍採用のお墨付きは強く、本国のイタリアのみならずフランスや韓国といった他国でも採用され、かつ民間や警察関係の売れ行きも上々。その関係で映画等での露出も多く、日本でも知名度の高い銃となっている。 ポリマーフレームの拳銃が主流になりつつある現代では多少古い部分もあるが、それでも多くの愛用者を持つ傑作拳銃である。 口径 9mmx19 全長 217mm 重量 975g (92S/SB/F/G)
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 画像を非表示