解除条件
AK47で有名なカラシニコフ氏が1961年に設計したPKMの近代化バージョン。 西側軽機関銃が7.62mm×51のような戦後自動火器用に開発された弾を使うのに対し、PKMはモシン・ナガン等に使っていた昔ながらの7.62mm☓54R弾を使用しているのが特徴。 また、西側軽機関銃が左側に給弾口が配置されているのに対し、PKMではロシアベルト式機関銃の伝統である右側からの給弾となっている。
旧来の弾薬がそのまま使えるのは補給の観点から見れば利点だが、リボルバー用弾薬のようなリム付き薬莢を持つ7.62mm×54Rは向いておらず、それを補うため給弾機構が複雑にならざるを得ない弱点を抱えている。 だが機関部そのものはAK47譲りの高い信頼性を誇り小銃用弾薬である7.62mm×54Rは威力・射程に優れていることも事実。弱点を持つものの総合的には高い性能なので東側諸国の主力機関銃として使われてきた。
余談になるが、2001年12月22日に奄美大島沖にて発生した北朝鮮工作船事件において、引き上げられた工作船から回収された銃器の中にも、本銃の前身であるPKと思われる軽機関銃が発見されている。 また当銃はGRUのスペツナズは勿論のこと、FSB(保安庁)や、内務省のスペツナズにも配備されている。
PKP「ペチェネグ」はPKMからキャリングハンドルの形状が変更されヒートシンク兼用となり、銃身もヘビーバレル化。バイポッドの位置も変更されている。信頼性は更に向上しており、600発の連続発射をおこなってもオーバーヒートを起こさないと言われている。
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