兵器威力についてはダメージ率参照。
歩兵が携行する対戦車ロケットランチャー(厳密には擲弾発射器)。着弾点で爆発、MBTを含む全ての車両に対しダメージを与える事が可能。また一部建築物などの破壊にも使用できる。 威力は高いが弾速は遅く、遠方の車両に対しては着弾前に移動されて外す事も多い。弾道の落下も大きい。リロードも非常に遅い(4.23秒)。 腰溜め撃ちの場合、MK153 SMAWやFGM-172 SRAWと比べて大幅に精度が落ちる。
RPG-7とは、1961年にソ連軍向けの対戦車兵器として、1949年に開発された無反動砲"RPG-2"をベースに開発された擲弾発射器である。 RPG-2からの改良として、発射された弾頭自らが推進する「ロケット推進機能」の採用による命中率向上、光学照準器の標準装備が行われている。 発射する弾頭も複数存在し、状況に応じて変更が可能となった。有効射程距離は発射する弾頭に依存する。 RPG-7V2は新型の装薬を使用可能として有効射程距離を550~700mに延伸した小改良モデルで、弾道特性の変化に伴い、光学照準器も変更されている。
RPG-7は現在もロシア国内のBazalt社で公式に生産され続けており、各国の軍組織に販売されている。 現在ロシア軍では後継モデルである"RPG-30"及び"RPG-32"がRPG-7に変わって使用されている。これらもBazalt社で製造され、基本設計もRPG-7とほぼ同様となっている。
設計が簡便で操作も容易である事から、ソ連(ロシア)に無許可でコピー品を製造している国が多数存在する。 中でも中国のノリンコ社が製造する69式ロケットランチャーはロシア製のRPG-7よりも安価な価格で様々な国に輸出されている。 69式を含め、RPG-7は軍組織やゲリラ、民兵によって、ベトナム戦争以降から現代に至るまで世界各地の紛争において広く用いられている。
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